最近ふと街中で電動キックボードで走行する人をみることがあれば、ニュースや番組の特集などで電動キックボードがトピックに取り上げられていることを見聞きするのではないでしょうか。
そうなのです。これは空前絶後の電動キックボード時代の前兆にすぎないのです。
実は海外をみてみると、米国や欧州、台湾や中国と行った先進国では既に電動キックボードでの移動が主流となっており、日本は遅れてそのブームが到来してこようとしています。
ではなぜ、このようにブームが巻き起こりそうなのでしょうか。今回はその理由について解説をしたいと思います。
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電動キックボードが流行る5つの理由
電動キックボードの利用者を見かけるようになったのは2019年ぐらいからとなります。それは日本で電動キックボードの販売や貸し出しサービス(シェアリングサービス)を開始する企業が続々と設立、事業スタートを切り出した時期となります。
しかし、電動キックボードが販売される前から、セグウェイや小型の電動バイクといった小型のいわゆる電動モビリティといったものは、以前から日本で販売されており、
認知はされていたと思います。それではなぜ電動キックボードが他のモビリティと違って流行し始めたのでしょうか。
実はそれには電動キックボードを利用する利用者にメリットがあるだけでなく、地域や社会、環境に対しても様々なメリットがあるからと言われております。
私たちはそれを「ストレスフリー」「コロナ対策」「費用削減」「地域活性・観光推進」「環境問題」の5つに整理してご説明いたします。
交通ストレスフリー
電動キックボードを購入する上で、一番のメリットだと感じるのは交通時のストレスがないということです。
特徴としては車の横をスイスイ走行することができるので、まず車両であるにもかかわらず、渋滞に巻き込まれません。
また自転車や車と違い、折りたたむことでコンパクトになり、持ち運びができるため、駐車するスペースで悩む必要もありません。
この「Not Need 渋滞」「Not Need 駐車スペース」の二つが電動キックボードの手軽さ、スマートさの一番の売りともいえますね。
また通勤でも電動キックボードは大きく活躍すると考えております。
ライターの私は地方出身のため、都心で発生する毎朝の通勤ラッシュ、満員電車は本当にストレスでした。
ギュウギュウに小さい箱の中に押し入れられ、女性のきつい香水のニオイやスーツを着たおじさんの加齢臭、人の汗のニオイなど、本当に毎朝が苦痛で仕方がなかったです。
ですが電動キックボードで通勤することで、そんなギュウギュウの電車にも乗る必要もなく、毎朝気持ちい風にあたりながら、通勤することが可能になります。
三密防止(コロナ対策)
最近電動キックボードが注目されるようになった要因の一つでもありますが、コロナウイルスの拡大により国が三密防止を訴えかけたことにあります。
電車やバス、車の移動と異なり、電動キックボードで移動することで、人と接触する密な空間を作り出すことがなく、
ある意味換気もききまくりなため、移動時での三密を防止することができます。
そのため、三密対策の一つとして電動キックボードが注目されてきたと考えられております。
移動費・駐車代等の固定費の削減
電動キックボードは生活費の大きな削減・節約にも活躍します。機体差はありますが、一般的な電動キックボードはフルで充電するのに10円前後です。
月に500km走行する場合で、燃費18km/Lで、ガソリン代130円/Lの車と比較すると車の場合、大体車で3600円程度1ヶ月でガソリン代が発生しますが、
電動キックボードの場合、160円程度と車の5%未満の費用で走行することができます。
また車の場合、追加して駐車場代が発生します。都心に住んでいる人で毎月4万円以上支払っていることを考えるとかなりの費用になりますが、
電動キックボードは折りたたむことで、部屋の中に入れることができるため、駐車場が不要です。
車での移動を電動キックボードに変えるだけで、生活費の中の固定費を大きく下げることができるのです。
地域活性・観光推進
電動キックボードを普及させようとしている各諸外国や自治体では、電動キックボードの普及で地域の活性化や観光推進を目論んでいます。
電動キックボードの一番多いとされる利用範囲は歩くのは面倒だけど(1km〜)、電車やバスでいくほどの距離ではない範囲(3km以内)で今後多く使用されると考えます。
この1km~3kmは、近くも遠くもない距離のため、電動キックボードが普及することで、この1~3km範囲も移動する人たちが増えます。
そうすると、地域での買い物や外食に出かける用事が増え、電動キックボードが普及するエリアでは、地域経済が循環すると言う考え方なのです。
また外国人が電動キックボードを利用することができると、観光目的にきた外国人が気軽に移動することができ、
観光推進にも活躍してくるということになります。
環境問題への対策
電動キックボードは原力は電気となります。そのため、自家用車→電動キックボードに切り替える人が増えることにより、
CO2の排出を抑えることができ、地球温暖化に大きく貢献することができます。
まとめ
以上5点についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
またこちらの5点については以下のようにミクロ的視点(ユーザー個人に関わること)とマクロ的視点(社会に関わること)に分けることができます。
【ミクロ的視点】
・ストレスフリー
・三密対策
・移動費・駐車代等の固定費の削減
【マクロ的視点】
・地域活性・観光推進
・環境問題の解決
つまり電動キックボードを利用することは社会にも良い影響を与えることができます。
ぜひ一度ご自身の生活に電動キックボードを導入して見ることを検討していただくのはいかがでしょうか。